コムオンボ神殿~アブシンベル神殿 [エジプト]
コムオンボ神殿。
コムオンボ神殿は少し高台に建っています。ナイル河畔から少し歩きますが、途中の道も、当時の情緒が大分色濃く残っていました。
ラムセスⅡ世が建てたアブシンベル神殿。以前は10月22日と2月22日(ラムセスⅡ世の誕生日と、同じく王朝に就いた日)に、ナクル湖から上る朝日が神殿の中に差し込んでいました。
ただ、神殿が目の前のナクル湖に沈む恐れがあった為に神殿を50m程後ろに動かしたのですが、朝日の入る日付が2日程早くなってしまったそうな。。。なので今は10月20日と2月20日に朝日が神殿奥の像を照らします。
「しかし、良く計算して作ったなぁ」と感動した矢先、50m後ろに岩山ごと動かしたと聞いて「何言ってんの?」と。
そんなんです。4体の像は個別に立っているんじゃ無く、ひとつの岩山を削りだして作ってあるんですね。で、帰り際、当時撮影された写真のパネルがあったので撮ってきました。
顔面部分の移動作業中。バカです。
顔面のみ無い像。
下半身のみの状態。(50m移動後) でも、ちゃんと計算して切ってる様です。
多分、皆楽しいのだと思います。
移動後の神殿全景。すっげ~@@
要は、岩を細かくスライスして1個づつ運んで移動させ、専用の接着剤(しかも日本製)で固定してあるしいんですが、それでも1個数十トンはあるんじゃないかと。
しかし、スケールのデカさと大胆な発想には脱帽です。
でも宇宙人が見たら「何やってんの?」と思うかもしれません(笑)。
切断の継ぎ目は、↑近く↑で見ると、なんと無く分かる。(クリックで拡大)
でも、夜のアブシンベル神殿を見ると、「ありがとう」と作業者に言いたくなりました^^
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